2014/05/16

荒野の四日間 「ブレイキング・バッド」シーズン2第9話

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 ■シーズン2第9回 ざっくり言うと・・・
 病気が進行していくのを感じたウォルターは、大量のドラックを前もって製造して売り分の財産を家族に残すことを考える。ラボに改造した車を砂漠に止めて数日間夢中で製造したウォルターたちは、ジェシーのミスで車のバッテリーが消耗し砂漠で立ち往生してしまう。いろいろ試した結果、自作のバッテリーでなんとか町にもどることができたが、その後病院に行ったウォルターを待っていたのは…。 (詳細は下記へ↓



ブレイキング・バッド(Breaking Bad))
シーズン2 第9話「荒野の四日間」 ストーリー


 抗癌剤治療のワンクール目が終わったウォルターは、病院で腫瘍がどこまで縮小したかの検査を受ける。検査結果は1週間後と知らされるが、PETーCT検査を受けたあと、偶然にも自分の肺のCT画像を目にしてしまうウォルター。そこにはどう見ても、ガンが悪化しているとしか思えない白い影が広がっていた。

 自分の死期が近い、残された時間は数週間と感じたウォルターは、弁護士のソウルに資金洗浄を依頼しに行く。しかし計算の結果、わずか9,960ドルしか金が残らないとわかり、急いでメスを大量に製造する必要があると思い始める。

 ウォルタースカイラーに「週末は母に会いに行こうと思う」とウソをつき、数日掛けてメスを大量生産する計画をたてる。さらに、メスを大量生産できる器具の調達をジェシーに指示する。ジェーンと美術館へ出掛けようとしていたジェシーは、焦る様子のウォルターに、その理由をたずねる。ウォルターは「メチルアミンが劣化するから、早く使いきってしまわないとダメなんだ」とジェシーにもウソをつく。

 母の自宅に向かう芝居をして、スカイラーにアルバカーキ空港まで送ってもらうウォルタースカイラーの車が去ると、迎えに来たジェシーの運転するキャンピングカーに乗り込むウォルター。車はそのまま荒野へ向かう。

 ジェシーが調達してきたスナック菓子や水にケチをつけるウォルター。さらに車の鍵を無造作に置いたジェシーに「そこは作業台だからダメだ」と言うウォルター。「絶対に忘れないとこに置いたらどうだ、人里離れた所で、鍵をなくしたら大変だ」とウォルターに言われたジェシーは、鍵穴に鍵を挿しっぱなしにする。通電してランプが点灯するが、気づかないジェシー

 これまでよりもパワーアップした器具で、メスを一気に大量生産するウォルタージェシー。夜も交代で起きて、メスを作り続ける二人。途中、何度か激しく咳き込むウォルター。ついに42ポンド、一人あたり67万2千ドル分のメスが出来上がる。その時発電機のガソリンが切れる。まだメチルアミンが40Lは残っていると言うウォルタージェシーは、ガソリンを調達するために街に戻り「今夜は休みにしてどこかに食べに行こうぜ」と提案する。ウォルターも了承し、早速車を出そうとしたその時、バッテリーが上がって、エンジンがかからないことに気づく。

 鍵を挿しっぱなしにしていたジェシーを責めるウォルター。「ブザーが鳴らなかった、鍵は回してない、車がボロいせいだ」と言い訳を並べ立てるジェシーに「そのバカさ加減は生まれつきか?」と呆れるウォルター

 バッテリーを充電するために、車からガソリンを抜いて発電機に注入するウォルター。しかし今度は発電機がなかなか作動しない。ウォルターに「ちゃんと引け」と言われたジェシーが、力任せにスターターのロープを引くと、発火して炎上する発電機。さらにジェシーは、消火するために残りの飲料水を全部発電機に掛けてしまう。

 ジェシーを「考えて行動しろ」と責めるウォルタージェシーウォルターの携帯を借りて、スキニーピートに電話し、迎えに来てくれと居場所を説明する。

 日も暮れ、飲み水もなく、寒さを凌ぐヒーターもなく、キャンピングカーの中で毛布にくるまってスキニーピートを待つ二人だが、道を間違えているスキニーピートは到着しない。携帯で道を説明しようとしている途中に電池切れになる。力尽きて眠る二人。翌朝、燃えた発電機を分解し「トリクル充電を試している」と手動でコイルを回すウォルタージェシーもそれを手伝い、長時間手動でコイルを回す。途中、激しく咳き込むウォルターを見て「メチルアミンが劣化するというのは嘘だな」と気づくジェシー。何時間もコイルを回し、ようやくエンジンをかけてみるが、一瞬かかったエンジンはすぐ止まってしまう。ジェーンと美術館へ行けばよかったと後悔するジェシーは、ウォルターがいないことに気づき、探しに行くと、外で喀血しているウォルターを見つけて騒然となる。

 車の中で横になったウォルターは、ネガティブになって自分のせいだと嘆く。一緒に横になっていたジェシーは「このままじゃダメだ」と散歩に出ようとするが、「体の電解質が低下している。散歩なんかしたら死ぬぞ」とウォルターに止められる。「泣き言はやめて、科学的な解決方法を考えろ。ラボがあるだろ、何でも作れるはず」とジェシーが言ったことで、何かが閃くウォルター

 ウォルターはボルト、ナット、コインとブレーキパッド、酸化水銀、グラファイト、銅線などを使って簡易バッテリーを作る。その効果でようやくエンジンがかかる。

 ウォルターを空港まで送るジェシー。別れ際ウォルタージェシーに「お前を信用してる」と言って後のことを託す。「何が起きようと、取り分は家族に渡す」と約束するジェシー。「また、会えるよな?」と言うジェシーに、曖昧にうなづいて去るウォルター

 病院へ家族総出で検査結果を聞きに行くウォルター。医師は「寛解。ガンの進行が止まった状態」と告げる。腫瘍は80%縮小したと告げられ、喜ぶウォルターと家族達。同行したハンクやマリーも喜ぶ。ウォルターの見た白い影は、腫瘍ではなく放射線治療による炎症のあとであり、喀血は食道が切れただけだろうと言われる。抱き合って喜ぶウォルタースカイラー。しかし、トイレで一人になったウォルターは突然取り乱し、ペーパータオルのステンレス容器を、狂ったように何度も殴る。



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 「砂漠は昼暑くて、夜寒い」というのはアラブやエジプトの砂漠のことかと思っていたけど、北米大陸の砂漠でもそうなんでしょか・・・・。

 それにしても冷静に考えたら、ジェシーはあれらの機材をどこでどうやって手に入れたのか。ウォルターからは散々コケにされて、バカ呼ばわりされていたけど、優しさとか、変な真面目さとか、決してバカではないですよね。

 そしてドラマ的に、ここでウォルターが余命数週間とかになったら続かないから、当然一旦小康状態になるのもうなづける。
 しかし、放射線技師のマリーがウォルターの病院へ付いて行くのはわかるとしても、ハンクまで付いて行くて、どうなの?アメリカではそれが普通?

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