2014/05/08

737000 「ブレイキング・バッド」シーズン2第1話

 動画配信サイトhulu(フールー)で「ブレイキング・バッド」を観ています。



ブレイキング・バッド1-7<<前 HOME 次>>ブレイキング・バッド2-2
★過去の全エピソードのリンクは→海外ドラマあらすじ一覧をご覧ください。

【登場人物】
 ウォルター・ホワイト
  高校教師。妊娠中の妻と、脳性麻痺の長男がいる。
 スカイラー
  ウォルターの妻
 ウォルターJr
  ウォルターの息子。脳性麻痺で体は不自由だが、それ以外は普通の高校生
 ジェシー・ピンクマン
  ウォルターの元教え子で、ドラッグのディーラー。
 ハンク・シュレイダー
  ウォルターの妻の妹の夫。麻薬取締局(通称DEA)の敏腕捜査官

 ■シーズン2第1回 ざっくり言うと・・・
  自分たちと取引きに臨むトゥコが簡単にも子分を殺すのを見たウォルターとジェシーは、手に負えない相手と組もうとしていることに気が付く。ハンクは自分の妻マリーの万引きや、セラピー、スカイラーとの仲違いに手を焼きつつ、麻薬密売ギャング殺人と化学工場からの大量の薬品盗難の事件を追う。そして、迫り来るトゥコの恐怖におびえたウォルターとジェシーは・・・・・。(詳細は下記へ↓



ブレイキング・バッド(Breaking Bad))
シーズン2 第1話「737000」 ストーリー


 廃車置場でウォルターと取引したトゥコは、部下のドーズにキレて、激しく殴る。(前回のリピート)

 トゥコが去ったあと、車の中で今、目にした光景に呆然となるウォルタージェシーウォルターは、自分が家族に残す財産にはいくら必要か計算し始め、子供が成人するまでの養育費や学費、生活費の総額は「737,000ドル」と答を出す。「週に7万ドル稼げば、11週以内で終わる計算だ」とジェシーに言って、それまでトゥコとの取引を続けるつもりのウォルターに、ジェシーはうんざりした表情を見せる。

 二人が廃車置場を出ようとした時、トゥコの車が戻ってくる。トゥコは痙攣しているドーズを「様子がおかしい」と言って車から降ろし、「お前がなんとかしろ。人工呼吸しろ」とウォルターに指図するが、ドーズはそのまま死んでしまう。もう一人の部下ゴンゾに「片付けろ」と命令するトゥコ。あんまりだと言いつつ、廃車の下に遺体を隠すゴンゾ。成り行きを見守るウォルタージェシーは、トゥコのあまりに非情なふるまいに言葉を失っているが、トゥコは二人に「お疲れさん」と言い、平然としている。

 ジェシーは秘密裏に、拳銃を手に入れる。

 後日、家に来たウォルタージェシーは、トゥコが部下殺害の目撃者の我々を殺さないのは、メスが欲しいからだが、気が変わったら俺たちも消されると訴える。「やらなかったら、俺たちがやられる」と、手に入れた銃を見せるジェシー。しかし、銃の扱い方もわからない様子のジェシーに、呆れるウォルター

 マリーは何度も姉スカイラーに電話しているが、スカイラーは一切電話に出ようとしない。夫ハンクは、そんなマリーに「ちゃんとセラピーには通っているのか?」とたずね「行かないと長引くぞ」と忠告する。そのまま車に乗って出勤して行くマリーは、隣の子供が路上で遊んでいたリモコンカーを車で破壊して去って行く。子供に駆け寄ったハンクは「すまない。彼女はちょっと・・・・」と子供に詫びて、財布から金を出す。

 麻薬捜査局へ出勤したハンクは、化学薬品保管庫からドラム缶入りのメチルアミンが盗まれる防犯カメラの映像を見て、それが義兄ウォルターとも知らずに「連中がメスを作ってるわけか」と言う。

 夜、自宅に戻ってきたウォルターは、自宅前の不審車両に気づく。どう見てもそれはトゥコの車だった。ウォルターが車に近づくと、車は静かに走り去る。

 翌朝、ジェシーの家に再び向かったウォルターは「トゥコに身元がバレた」と言う。再び銃を出し、「扱い方も把握した、あんたのためにもう一丁調達すれば、成功のチャンスは2倍ある」と言うジェシーに、「私に考えがある」と言って、小袋に入った豆を見せるウォルター
「トウゴマの種だ。リシンを抽出する」
 とウォルターは言い、リシンは猛毒で、ごく少量で相手を殺害できるばかりか、検死の目も欺けると説明する。

 ウォルターの留守に、ハンクスカイラーを訪ねてやって来る。「マリーに電話してやって欲しい」としつこく頼むハンクにしびれを切らし、「マリーは万引きしている。ティアラも盗んだものだった」と発言するスカイラー。しかし、ハンクは驚く様子もなく「返品したのか・・・まさか、そうなるとは」と言う。万引きをハンクが知っていたことに驚くスカイラーハンクは、マリーにはセラピストがいるし、今はまだ治療中だからサポートが必要だと言う。「サポート」と言われたスカイラーは「妊婦で、夫はガンで、息子も不機嫌で、経済的な余裕もない」とまくしたて、サポートが必要なのは自分だと言って泣き出す。

 ウォルタージェシーは地下室で、リシンを抽出する。ウォルターは出来上がったリシンをメスに混ぜ込み、「新製品を試してみるか」とトゥコに持ちかけてリシン入りのメスを渡し、うまくいけば48時間から72時間以内に心臓発作か高熱で自然死のように死ぬ、仲間にも誰の仕業かわからないとジェシーに言う。
 そこへハンクから、スカイラーに余計な事を言ってしまった、君に謝らないとと電話がかかってくる。妻同士の揉め事に関して会話したあと「今、仕事中なんだが、いいもの見せてやる」と、殺人現場の写メを送ってくるハンク。その写メを見て愕然とするウォルタージェシー。殺されているのは、もう一人のトゥコの部下ゴンゾだった。

 ウォルターは慌ててジェシーの銃を「借りて行く」と手に取り、「次は私たちを殺すつもりだ、帰らないと家族が・・・」と言って飛び出していく。「お前は街を出ろ」とウォルターに言われたジェシーは、隠しておいた札束を持って家を出る。

 帰宅したウォルターは、スカイラーがのんびり入浴している様子に安堵しつつも、通気口に隠しておいた札束を取り出し、その場にあったベビー用品の箱に拳銃と一緒に詰め込む。

 現場検証に立ち会うハンクは、ゴンゾが死んだのは、殺害ではなく事故だと気づく。ゴンゾは、廃車置場の車の下に隠したドーズの死体を取り出そうとして、動いた車に腕をはさまれてしまい、失血死しているのだった。

 スカイラーは不在がちなウォルターに「私にちゃんと話して」と強く言う。ウォルターが何か言いかけたその時、自宅前に車が止まったことに気づく。窓から覗くとそれは、ジェシーの車だった。家から走り出て、運転席のジェシーに「どういうつもりだ」と言うウォルター。無言のジェシー。すると、後部座席の下から銃が出てきて、トゥコが姿を見せる。銃を手に「乗れ」と言うトゥコ。仕方なく助手席に乗り込んだウォルターは、自宅の玄関を一瞬見つめる。そして、静かに走りだす車。


*****************************************


 「見始めたら止まらない」とはまさにこのこと。
 このドラマの評判、評価を検索すると、とにかく「今までのドラマで一番面白い」とか「最高」とか、もう激賞の嵐。
 なのに日本ではなぜか、知名度が低いというのも、共通の感想のようです。
 まあ、このストーリーでは、たとえ深夜でも地上波の放送は無理でしょうから、なかなか知名度は上がらないかもねえ。

 私も「24」や「ウォーキングデッド」「プリズン・ブレイク」を超えて面白いと思います。何よりも、話がリアルというか、明日は我が身というか、現実的な点が面白さのポイントではないでしょうか。
 「24」や「ウォーキングデッド」は、ストーリーとしては面白いけど、実際そんなことがあるかと問われたら、ジャック・バウアーもゾンビも「そんなこと、あるわけない」話です。
 でも、この「ブレイキング・バッド」の登場人物たちは、実在していてもおかしくないような人たちです。
 特に主役のウォルターは、あそこまで化学の知識がある点を除けば、今日、明日、自分が突然そうなっても不思議ではない存在です。

 気になった方はhulu(フールー)で!

ブレイキング・バッド1-7<<前 HOME 次>>ブレイキング・バッド2-2
★過去の全エピソードのリンクは→海外ドラマあらすじ一覧をご覧ください。


ランキングに参加しています!
にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへ