2014/07/10

戻れない道 「ブレイキング・バッド」シーズン3第1話

 動画配信サイトhulu(フールー)で「ブレイキング・バッド」を観ています。



ブレイキング・バッド2-13<<前 HOME 次>>ブレイキング・バッド3-2
★過去の全エピソードのリンクは→海外ドラマあらすじ一覧をご覧ください。

 ■シーズン3第1回 ざっくり言うと・・・
 航空管制官の判断ミスによる飛行機事故が発生する。その管制官はジェシーの恋人の父親ドナルドだ。ウォルターは離婚調停中の妻スカイラーに麻薬製造の秘密を知られ、誰にも口外しないという条件で離婚に応じるよう迫られる。一方、更生施設から出たジェシーは隠した金の元へ。ガスから麻薬を大量に注文されるウォルターだが、引き受けを断る。そんな中、新しい殺し屋2人組が登場する。 (詳細は下記へ↓



ブレイキング・バッド(Breaking Bad))
シーズン3 第1話「戻れない道」 ストーリー


 サンタムエルテ(先住民の宗教とカトリックが融合したメキシコ特有の宗教)の教会に匍匐前進で集まる人々。その中には、トゥコのいとこの兄弟もいた。髑髏のご神体にウォルターの似顔絵を納め、復讐を誓ういとこ兄弟。

 ニュースでボーイング737と小型機が、アルバカーキ上空で空中衝突したことが一斉に報道される。「原因は管制塔の人的ミス。ドナルド・マーゴリスという管制官が、長年薬物依存と闘っていた26歳の娘を最近亡くし、かなりの痛手を負っていた」と報じるニュース番組。

 ウォルターはバーベキューグリルに札束を投げ込み、火を点けるが、急に考え直して燃えている札束をプールに投げ込み消火する。

 スカイラーは弁護士に、夫と別居していること、自宅に戻りたいので夫のほうに自宅から出て行ってもらいたい事を相談する。

 ハンクが自宅にいるウォルターの元に現れ、ウォルターの引っ越しを手伝う。「俺はお前の味方だから」とウォルターを励ますハンク。荷物の中にある重いカバンを持ち上げたハンクは「何が入っているんだ?」と問う。「現金50万ドル」と真顔で答えるウォルターのことを、ふざけていると思い「それ、最高だ」と笑うハンク

 薬物のリハビリ施設で奉仕活動や集団ミーティングに参加しているジェシー。ミーティングでは指導者が「自分を改善したくて来たと思っているのは最初の間違い。ここでは自分を受け入れることを学ぶ」と発言し、暗くうつむいていたジェシーは、その言葉に反応する。

 自宅に戻ったスカイラーウォルターJr、ホリー。朝食を食べているとウォルターから「アパートの住所を知らせておく」と電話が掛かってくる。留守電にしたまま、電話に出ないでと言うスカイラーの言葉を無視して、電話をとるウォルターJr。「どういうこと、説明してよ」とウォルターJrは言い、これから車で学校に送ってほしいとウォルターに言う。

 電話を切ったあと、新居のアパートで一人、サンドイッチを作るウォルター。そこへ、ポジョスから携帯に着信があるが、無視するウォルター

 ウォルターの勤める高校では、航空事故に関する集会が開かれる。事故に関して思っていることを発言する生徒たち。ウォルターにも発言の機会が与えられる。「明るい側面に目を向けよう」と、昔の悲惨な航空機事故の話を語りだしたウォルターを、生徒も教師も困惑の表情で見つめ、ウォルターの話は教頭に途中で止められてしまう。

 いとこ兄弟の乗ったメルセデスがメキシコ某所の一軒の家の前で止まる。干してある洗濯物に勝手に着替えるいとこ兄弟。呆然と見ているその家の家族たち。いとこ兄弟はヤギの角にメルセデスのカギを残して、徒歩で立ち去る。

 ウォルターJrを自宅まで車で送ってきたウォルターウォルターの車が去るのを窓から覗いていたマリーは、「行ったわ」とスカイラーに伝える。ウォルターJrは帰るなり「どうして父さんを追い出したの、説明くらいしろよ!」とスカイラーを責める。ウォルターJrが立ち去ったあとマリーも「ウォルターが何をしたのか、説明してもらわないと助けようがない」とスカイラーに言う。しかし、スカイラーは「詮索するな」と何も語らない。

 ジェシーはリハビリ施設の指導者に「エキスパートみたいに語っているが、あんたは誰かを傷つけたことがあるか?」と質問する。「娘を殺した」と、薬物と酒に溺れ、かつて6歳の娘を過って車で轢いて亡くし、自暴自棄になってますます酒とドラッグにのめり込んだ過去を語る指導者。

 スカイラーウォルターのアパートに「少し話せる?」と訪ねて来る。黙って離婚届の用紙を差し出すスカイラーに「あんまりだ。あまりにも一方的すぎる。僕の話も聞くべきだ」と言うウォルター。「あなたは麻薬の売人なんでしょ」と言うスカイラー。「何を言ってる」と驚くウォルターに、「ほかに大金を稼ぐ方法がある?」とスカイラーは言う。「マリファナでしょ、ピンクマンとかいう子と一緒になって・・・・コカインなの?」と言うスカイラーに「メタンフェタミンだ。それに私は製造者で、売人ではない」と静かに告白するウォルター。それを聞いた途端スカイラーは立ち上がって、出ていこうとする。追いかけて引き止めるウォルターに「取引しましょう」と言ったスカイラーは「ハンクと子供たちには黙っておく。絶対誰にも言わない。その代わり離婚を受け入れ、私の前から消えて」と言い残して帰ってしまう。

 リハビリ施設を出所するジェシーを迎えに行くウォルター。「金はソウルが預かっている。元気になったら受け取れ」と言うウォルターに、もう元気になったと答えるジェシー。航空機事故の原因はジェーンの父親だったんだろと言うジェシーに、自分を責めるな、ほかにも原因はあったんだと、レーダーの不備や管制塔のシステムの古さを語るウォルター
 ジェシーはリハビリ施設で現実と向き合い、自分自身を受け入れたと語る。「自分自身て何だ」と問うウォルターに、「おれは悪人だ」と答えるジェシー

 ウォルターはポジョスにやって来る。「またお会いできた」と声を掛けてくるガスに、「私は手を引く」と伝えるウォルター。「断る前に話を聞いて欲しい。3ヶ月で300万ドルだ」と言うガス。「300万ドル・・・・」と驚くウォルターだが、金ならすでに使い切れないくらいあるし、今の自分に必要なのは家族だから、答えはノーだと伝えるウォルター

 一台のトラックがメキシコ国境に向かって走っている。荷台に積まれた干し草の中には、密入国者が大勢乗っていた。「ドスンと揺れたろ。もうテキサスだ」とその中の一人が言う。しゃべり続けるその男をいとこ兄弟が見ている。いとこ兄弟が履いている髑髏の付いたブーツを見て、黙りこむおしゃべりな男。やがて荷台の干し草の中から銃声が聞こえてきて、運転手はトラックを止め「何の騒ぎだ」と声をかける。荷台から出て来るいとこ兄弟を見て、逃げ出す運転手。しかし撃たれて倒れる運転手。いとこ兄弟以外の乗客は全員、荷台の中で倒れている。車のガソリンタンクを銃で撃ち、ガソリンが漏れたのを確認して、葉巻で着火するいとこ兄弟。爆発炎上するトラック。生き残ったいとこ兄弟二人だけが、静かに立ち去って行く。

 

*****************************************

 トゥコのいとこ兄弟の名前がわかりません(笑)。検索しても出てこないのね。
 最初に見た時、謎の匍匐前進の意味がわからなかったけど、これはサンタムエルテというメキシコ独自の宗教の、一種の儀式だそうです。
 仏教にも「五体投地」という、全身を地面に投げ出して祈りを捧げる儀式があるので、最初仏教徒なのかと思った。

 全くの余談だけど、以前奈良の長谷寺に観光に行った時、駅前の道路が工事中で、掘り返されたアスファルトに躓いて転んだのよね私。あれはマジで、五体投地で長谷寺参りだったわ(笑)。

 リハビリ施設で、お花を植えているジェシーは可愛らしかった。

 しかし、あの航空機事故にしても、ジェーンの死にしても、大元を正せば酒場で偶然出会ったジェーンのパパに愚痴をこぼしたウォルターと、そのウォルターに「あきらめるな」て声を掛けたジェーンのパパが原因なのよね(シーズン2第12話)。

 てか、バーにウォルターが入らなかったらジェーンも死ななかったし、航空機事故も起こらなかったとしたら・・・・。

 「自分を責めるな」とか、ジェシーに言ってるウォルターが一番の原因じゃないの。

 気になった方はhulu(フールー)で!

ブレイキング・バッド2-13<<前 HOME 次>>ブレイキング・バッド3-2
★過去の全エピソードのリンクは→海外ドラマあらすじ一覧をご覧ください。

ランキングに参加しています!
にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへ