2014/08/26

閉ざされた町 「アンダー・ザ・ドーム」シーズン1第1話

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 ■シーズン1第1回 ざっくり言うと・・・
  ある日突然、チェスターズミルの住人たちは、出口のない透明な巨大ドームに閉じ込められる。男の遺体を埋めていた元兵士のバービーは、新聞記者のジュリアと出会うが、埋めた男がジュリアの夫と気づく。町政委員のビッグ・ジムは警察署長のデュークに「プロパンガスのことを聞かれたらどうする」と言う。ビッグ・ジムの息子ジュニアと付き合っていたアンジーは、別れ話を切り出しジュニアに拉致監禁される。アンジーの弟ジョーは、突然倒れて「ピンクの星が降る」とうわ言を言う。心臓にペースメーカーを埋めているデューク署長は、ドームの壁に触れた途端苦しみだし、心臓破裂で倒れる。(詳細は下記へ↓


アンダー・ザ・ドーム(Under the Dome)
シーズン1 第1話「閉ざされた町」 ストーリー


 何の変哲もなく、さしたる産業もない、財政破綻寸前の寂れた田舎町、メイン州チェスターズミルの郊外ではその日の朝、元兵士のバービーが、ある男の遺体を森に埋めていた。その頃町の警察署では、巡査のリンダが署長のデュークに「近所で銃声が聞こえた」と通報があったことを伝える。

 町政委員兼中古車業店主の通称ビッグ・ジムことジェイムズは、馴染みのカフェで、次回も自分に投票してほしいと、コーヒー代に100ドル札を置いて出て行く。

 ビッグ・ジムの息子・ジュニアと交際しているアンジーは、ジュニアが自分と真剣に交際するため大学を中退したと知って不機嫌になり、ジュニアと喧嘩する。

 地元新聞のインディペンデント紙の編集長のジュリアは、ある住民から、町庁舎にプロパンガスを大量に運び込んでいるとタレ込みがあり、取材に向かう。「警察署長に言ったら、何も問題ないと言われ、町庁舎が緊急用に備蓄しているだけだと行ったけど、声が上ずっていた。あんな署長見たことない」と言う住民。

 パトカーで銃声の現場へ向かう署長とリンダ巡査。リンダは消防士のラスティと結婚したばかりだった。偶然パレードに向かう消防車に乗る夫ラスティとすれ違い、手を振るリンダ巡査。そのあとパトカーは、不審車両を目撃。その車を運転していたのは、遺体を埋めたばかりのバービーだった。バービーはどこかに電話して「ヤツは金も持たずに来た」と伝えている最中だったが、正面からパトカーが来るのに気づき、電話を切る。ダッシュボードを開け、銃を取り出すバービー。すれ違ったあと、警察無線でナンバーを照会するリンダ巡査。バービーはパトカーとすれ違ったあとも、バックミラーのパトカーに気を取られている。

 バービーはバックミラーから前方に視線を戻した瞬間、目の前のにウシが立ちはだかっているの気づき急ハンドルを切る。冊を突き破って、牧場へ突入して急停車したバービーの車は、パンクして走行不能になる。

 車から出てきたバービーが、うんざりした表情で空を見上げた時、カラスが不穏な空気とともに飛び立ち、奇妙な揺れや風が起こる。チェスターズミルの街中の人々が、天変地異のような現象に驚く中、パトカーを走らせていたデューク署長は、胸を押さえて苦しみだす。

 バービーの目の前に突然、空から何かか衝撃と共に落下し、落下地点にいたウシが一頭、体を真っ二つに切断される。その光景に驚きつつ、2つに割れたウシに近づいたバービーは、見えない何かに弾き返される。そこには透明のバリアのようなものがあった。バービーに「大丈夫か」と声をかけてきた青年ジョーも、透明なバリアのようなものに驚く。

 デューク署長は「ペースメーカーにガタがきたかな」と言いつつ、平静を取り戻す。その時パトカーの無線から「問題発生。固定電話が普通に」「診療所の付近が停電に」「フードマート付近も同じく」と次々連絡が入る。

 「痛いのはさいしょだけ。静電気みたいに」とバリアを触るジョー。空からカラスの死体が降ってくる。拾い上げたバービーは「首が折れている」と言い、どうやらバリアがかなり上空まであるようだと推測する。その時一機のセスナ機が飛んで来る。呆然と見ているバービーの目の前で、セスナ機がバリアに激突して爆発大破。機体の破片と、操縦士の体の一部が降ってくる。

 同じ頃、ビッグ・ジムも離れた場所から、空中で爆発する飛行機を目撃して「あれは何だ」と驚き、現場に向かう。

 墜落した飛行機の破片の中から操縦士の身分証を拾い上げるバービー。その時、バリアの向こう側から、こちらへ向かって走ってくる消防車が目に入り、慌てて道路に飛び出し、停車するよう身振り手振りで訴えるバービー。サイレンの音も聞こえないとジョーが言う。消防車はギリギリ、バリアの前で停車するが、慌てて飛び出して来た消防士が、バリアに激突して鼻血を出す。

 地元のラジオ局では、自家発電の機械を作動させ、放送を再開する。エンジニアのドディが、DJのフィルに「AMもFMも、どこも発電機があるはずなのに無音。放送しているのはうちだけ」と伝える。

 飛行機の墜落現場にはデューク署長とリンダ巡査の乗ったパトカーが到着する。「何に激突した?」とたずねる署長に、「見えない壁があるんだ」と答えるバービーリンダ巡査は、消防士の夫ラスティを見つけ駆け寄ろうとして、壁に跳ね返される。ラスティとリンダ巡査は壁を挟んで会話しようとするが、お互いの声が聞こえない。そこへビッグ・ジムも到着する。パトカーの無線には次々、何かに車が激突したという事故の連絡が入る。デューク署長やビッグ・ジムは街全体が何かに覆われ、我々は閉じ込められたのだと気付き始める。

 新聞記者のジュリアも取材のため現場に到着する。デューク署長がリンダ巡査に「彼女の車を借りろ」と言ったことで、リンダ巡査がジュリアの車で他の場所へ向かう。残されたジュリアバービーに「何があったのか教えて」と声をかける。

 偶然チェスターズミルを通りかかった旅行者のキャロリンとアリス(同性愛カップル)とその娘ノリー。インシュリン注射をしているアリスの体調を気遣うキャロリン。ノリーは更生施設のキャンプへ向かう途中だった。

 壁づたいに歩いていたバービージュリアは、腕を切断されて助けを求める女性を発見する。「私の夫がいる病院へ」と言うジュリア。倒れた女性を抱きかかえ、病院へ向かうバービー

 ラジオ局のドディはテレビも映らない、悪い予感がすると言う。そこへビッグ・ジムが飛び込んできて「緊急放送をさせろ」と言う。「この町は重大な局面にある。」と言って、車を停めるよう放送するビッグ・ジム。その放送をカーラジオで聞いているキャロリンと娘ノリーは「何かの宣伝でしょ」と気にも留めないが、目の前で突然トラックが何かに激突して大破するのを目撃し、急ブレーキを踏む。車は壁の直前で停止する。車から降りて大破したトラックをキャロリンが見ていると、その後ろで車から降りてきたノリーが突然、倒れる。口から泡をふき「ピンクの星が・・・降ってくる、すじになって・・・」とうわ言を繰り返すノリー。

 バービージュリアが病院に到着する。多数のけが人でごった返す病院。病院のスタッフから「ご主人は?」と聞かれて、日曜日は病院勤務だと答えるジュリアだが、スタッフは「最近は来てませんよ」と言う。

 リンダ巡査は別の道路が壁で寸断された現場へ到着するが、壁の向こう側に軍の戦車が到着し、防護服を着て放射線探知機を持った作業員が現れた様子に不安を覚える。

 病院の外でタバコを吸っていたバービーは、ボランティアで病院へ手伝いに来ていたアンジーに声をかけられる。会話する二人の姿を遠くから見ているアンジーの交際相手ジュニアの手にはナイフが握られている。そこへ「娘の様子が変なの。発作が起きたの」とキャロリンの車が停車する。手を貸すため駆け出すアンジー。バービーを睨みつけながらナイフを握っているジュニア。

 デューク署長と会話するビッグ・ジム。パレードの影響で人員が手薄だという署長にビッグ・ジムは「非常時には、町政委員の権限で、警官を増員できる」と言う。「町長の命令ならともかく、あんたに権限はない」と言う署長。「プロパンのことを聞かれたら、どうする」とビッグ・ジムは言い「何のことだか」と言う署長に「とぼけるのか?」とビッグ・ジムが言う。署長は町を破産させたくないと言い、ビッグ・ジムは悪い心臓に負担がかかると脅す。「運命共同体だろ」そう言って笑うビッグ・ジム

 ラジオ局のドディが電波傍受に成功し「チェスターズミルのドームは上空6000メートル・・・」と聞こえてくる。

 パンクした車に銃を取りに戻ったバービーにジュニアが声をかける。そこへ新聞記者のジュリアが現れたので、去って行くジュニア。ジュリアは夫はどこにも見当たらないと言い、野宿すると言っているバービーに「うちへ来て」と言う。

 ジョーは壁の発生源を探すために再び壁の近くにやって来る。そこでジョーに声をかける同級生のベン。「発生源があるはずだ」と言って壁の近くを歩いていたジョーだが、突然倒れて「ピンクの星が降る、ピンクの星が降る・・・」と震えだす。

 自宅に戻ったアンジーは、突然ジュニアに襲われる。もみ合っているうちに打ちどころが悪くて意識を失うアンジー。「ごめんよ、こんなつもりじゃ・・」と言うジュニア。

 デューク署長は住民が集まっているレストランへ来て「今日だけで12名が亡くなった」と報告する。不安を訴える人々に「何かあったら、私が力になる」と言う署長。

 意識が戻ったアンジーは、ジュニアの家の地下にある核シェルターに監禁されていることに気づく。「いずれ僕に感謝する」というジュニアに「正気じゃない」と叫ぶアンジー。
「そんなことはない、事態を把握しているのはこの僕だ。とにかく今は耐えて」
 と言うジュニア。ジュニアは外からドアに鍵を掛けて、アンジーを監禁する。

 ジュリアの自宅に来たバービーは、ジュリアから夫の写真を見せられて、それが今朝自分が森に埋めた遺体と気づく。夫が帰ってこないのは浮気しているからだと言うジュリア。それでも帰ってくる事を信じていると言うジュリアに話を合わせるバービー

 デューク署長とリンダ巡査は壁の近くで夜間の見回りをしている。なぜこの町がこんなことにと言うリンダ巡査に、デューク署長は「罰かもな」と言い「この町には秘密が沢山ある」と言う。「一年ほど前、ある話を・・・」そう言って署長は壁に触れた瞬間、胸を押さえて苦しみだす。「ペースメーカーですか?」とリンダ巡査が声を掛けた次の瞬間、署長の左胸が破裂し、倒れる署長。無線で助けを呼ぶリンダ巡査。

 一方壁を挟んだ反対側では、軍の関係者が行き来し、「政府も警察も軍も、事態を把握していません。伝えられるのはある科学者の言葉だけ。彼の言葉によると”人類史上、前代未聞の事件”世界中が衝撃を受けています。」とニュースのアナウンスが流れる。町はすっぽりとドーム状のバリアに覆われていた。

 

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 町政委員のビッグ・ジムは、「ブレイキング・バッド」の麻薬捜査官ハンクでお馴染みのディーン・ノリスでしたね。

 ある日突然、変異が、という点では「ウォーキング・デッド」に似ているかも。ウシが真っ二つになるシーンは、楳図かずおの「漂流教室」そっくりでしたね。あれは確か・・・・小学校に泥棒か何かで入った男の顔の一部が、教室と共に未来にワープしてしまうという・・・。

 しかし、最初から登場人物多すぎ。
 署長はもう助からないだろうけど、その他のメンバーも「ジュニア」と「ジュリア」とか・・・・名前も似てたりして、覚えづらいわ!

 ちなみにドラマには原作があります。
 スティーブン・キングです。


アンダー・ザ・ドーム 1 (文春文庫)


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