2014/09/04

追いつめられた二人「ブレイキング・バッド」シーズン3第6話

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 ■シーズン3第6回 ざっくり言うと・・・
 ウォルターはガスが用意したラボで、新しい助手となるゲイルと知り合う。スカイラーは、離婚後の生活費も払うと言うウォルターに、家族も共犯になるから、あの金は使うなと忠告する。そんな中、ハンクの執拗な捜査がジェシーに迫る。ハンクは廃車場で証拠となるRV車を突き止めるが、その中にいるジェシーウォルターは一計を案じ、ハンクを遠ざける。ガスは、ウォルターの命を狙うトゥコのいとこ兄弟に、トゥコの命を最終的に奪ったのは麻薬捜査局のハンクであり、ここは自分のテリトリーだから、殺害は許すと言う。(詳細は下記へ↓



ブレイキング・バッド(Breaking Bad))
シーズン3 第6話「追いつめられた二人」 ストーリー


 国境近くを走行中の一台のパトカーに、「ペカティーワさんの娘から、最近母と連絡が取れないと通報があった。様子を見てくれ」と無線連絡が入る。警官はペカティーワ宅の庭先で遺体を発見する。その時、ペカティーワさんの家からトゥコのいとこ兄弟の一人が出てくる。警官は銃を向け、ひざまずくよう要求するが、もう一人の兄弟が背後から静かに近づき、警官を殺害する。

 スカイラーからウォルターに「離婚届を見た」と連絡がある。離婚理由をウォルターJrになんと説明したいいかわからないと言うスカイラー。「あの子も感じてたはずだ、君が不幸せだと」と言うウォルタースカイラーは「私が理由もなしに、いきなり不幸せになったと説明するのか?」と言う。さらにスカイラーは、家族の生活費は今後も払っていくと言うウォルターに「あのお金はいらない。家族も共犯になるから」と言う。電話を切ったあとウォルターは、見学していたモデルルームを、家具も含めて丸ごと買うと不動産業者に言う。

 ガスの経営するレストランに、トゥコのいとこ兄弟が客としてやって来る。

 ジェシーは、自分が一人で作ったメスを仲間のバッジャーに試させる。「破壊的なすごさ」と興奮するバッジャーの横で「本当にぶっ飛ぶ上物だ」とスキニーピートも言う。以前のように欲ばらず、賢く安全に売りさばけば大丈夫だと言うジェシーに賛成して、バッジャーとスキニーピートも再びメスを売りさばく準備にとりかかることに同意する。しかし、二人がジェシーの家から出てくる様子を、遠くからハンクが見張っており、「ブランドン・メイヒュー(バッジャーの本名)、知った顔だな。世間は狭い」とつぶやく。

 ウォルターウォルターJrを車で学校に送るが、ウォルターJrは不機嫌で、「これから毎日送り迎えする」というウォルターの申し出も断る。

 ガスの店に再び、トゥコのいとこ兄弟が姿を現す。「警察を呼びましょうか?」とガスに言う従業員を「別に、悪いことはしていないから」と止めるガス。

 ウォルターJrを送ったあと、ガスが用意した新しいラボにやって来たウォルターは、「ゲイル・ベティカー」と名乗る人物に出会う。「学士号はニューメキシコ大学で、修士号はコロラド大学。有機化学を専攻し、専門はX線結晶学」というゲイルの経歴を見て、「話が合いそうだ」言うウォルター。ゲイルが、挨拶がわりに、科学的に分析して抽出したコーヒーをウォルターに出すと、「今まで飲んだ中で一番美味い」と感動するウォルター。そして二人は、ラボでメスの製造にとりかかる。作業は順調で、ゲイルは優秀な助手だった。二人は科学者を志しながら、一度挫折した者同士として、意気投合する。

 ジェシーの自宅を見張っているハンク。そこへ妻のマリーから「家に帰ってくるのか?」と電話がある。RV車の持ち主を見張っているが、RV車が見当たらないので、奴がそこに案内するまで、ここで見張ると言うハンク。それを聞いたマリーは「ピンクマンとかいう人物だとしたら、何か知ってそうな人がいる」と言う。「誰だ」と問うハンク

 マリーの答えはウォルターだった。ハンクからウォルターに「以前、お前が行方不明になった時、元教え子のピンクマンに事情を聞き出そうとした(消息不明 「ブレイキング・バッド」シーズン2第2話)。お前はピンクマンからパッパを買っていたんだろ?そのことはもういい。ピンクマンの車を覚えてないか?よくあるウィネベーゴの茶色とベージュの・・・」と、RV車の事をたずねられ、唖然とするウォルター。「ヤツはハッパを卒業し、車でクリスタルメスを製造して売っているらしい」と言うハンクの言葉に、無言になるウォルター

 ウォルタージェシーに電話して何か言おうとするが、何も言わずに電話を切る。そのあと弁護士のソウルに電話して、「麻薬捜査局の義理の弟が、ラボに使ったRV車を探している。ジェシーのところまで調べがついているから、時間の問題だ。押収されれば自分の指紋がベタベタついている」と相談する。「ピンクマンに任せて、君は近づくな」と言うソウル。ハンクジェシーの家を見張っていて、ジェシーは何も出来ないと言うウォルターに「だったらお前が処分しろ」と言うソウル。「あんなでかいRV車をどうやって処分する!俺はデビット・カッパーフィールドじゃない!」と叫ぶウォルター。ソウルに相談しても埒が明かないと判断したウォルターは「もういい」と電話を切って、家を飛び出す。

 RV車は、バッジャーのいとこ、クロヴィスの経営する修理工場にあった。バッジャーとクロヴィスがRV車の修理をしているところにウォルターがやって来る。麻薬捜査局がこの車を探していて、今すぐに破壊して処分する必要があるというウォルターの話に「それなら黙って仕事をするプロを知っている」と言うクロヴィス。二人はプロに連絡するために事務所の方へ向かって行く。残されたバッジャーは「何かおかしいぞ」とジェシーに電話する。ウォルターが、自分のメスの製造を邪魔するためにRV車を処分しようとしていると勘違いしたジェシーは、バッジャーからの電話を受け、慌てて家を飛び出す。家の前で張り込みを続けていたハンクは、走りだしたジェシーの車を追跡する。

 ガスの店に居座るトゥコのいとこ兄弟。「用件は何だ」と問うガスに「わかるだろ」と言ういとこ兄弟。「では、日暮れ時に」と言ったガスの言葉を聞いて、店を出て行くいとこ兄弟。

 廃車場に移動したRV車の中で男に「くれぐれも再生不能に。証拠を残すな」と言って、金を払うウォルター。「小さなスクラップになる。あとは、太平洋を超え、中国で家具になる」という廃車場の男。「もう少し見たら、すぐに行く」と言って、ウォルターがRV車の車内を点検していると「どういうつもりだ。勝手はゆるさねえ」とジェシーが飛び込んでくる。「まずい」とカーテンの隙間から外を見るウォルター。そこにはすでに、ハンクの車があった。慌てて全てのカーテンを閉めるウォルター。「お前を尾行して来た」とウォルターに言われたジェシーは、愕然となる。

 ハンクは銃を手に「ピンクマン、おとなしく出てこい」と呼びかけ、バールを取り出してドアをこじ開けようとする。「令状はあるのか」と廃車場の男がハンクに話しかける。これは乗り物ではなく、住居なので、家宅捜索の令状がないと中には入れないはずだと男は言い、やけに法律に詳しい男は、ハンクの反論にも理路整然と言い返してくる。ジェシーも車内でウォルターに指示されて「ここは個人の住居だ、嫌がらせはやめろ」と叫ぶ。ハンクは渋々自分の車に戻って、令状を手配するため、署に電話する。

 RV車の中で頭を抱えているウォルター。「何か方法があると言ってくれ!」と訴えるジェシー。「方法ならある」と言って、どこかに電話するウォルター。「私だ、助けがいる」と電話の相手に言うウォルター

 RV車の真後ろで、令状が届くのを待っているハンクに、警察署の巡査から「奥様が交通事故に遭われて、救急搬送中です。すぐに来てください」と電話がある。ソウルの横で、「これで給料アップね」と言って、電話を切る女。女の携帯電話を受け取り、2つに折って破壊するソウル。ハンクの車は、廃車場を急発進で出て行く。

 病院の受付に到着して慌てるハンクの携帯に、マリーから「夕食はどうするのか」と電話がある。巡査の電話が嘘だったと気づいて、鬼の形相になるハンク。その頃、廃車場では、重機でRV車が解体されている。そばでそれを見届けるウォルタージェシー

 日暮れ時の荒野の中、一人で車を運転してやって来るガス。待ち受けているトゥコのいとこ兄弟二人。「言ったはずだ、ウォルターは私の取引が終わるまで殺すなと」と言うガスに、「もう待てない」と言ういとこ兄弟。ガスはトゥコの命を最後に奪ったのは麻薬捜査局の捜査官だと言う。いとこ兄弟は、それは知っているが、ボルサ(メキシコの大物黒幕ホアン・ボルサ)が手を出すなと言っていると言う。ガスは「国境の北側は私の縄張りだから、私が決める。敬意を払うなら、許可しよう」と言う。顔を見合わせるいとこ兄弟。ガスは「捜査官の名前は、ハンク・シュレイダー」と二人に告げる。「奴の命で手打ちにして欲しい」と言うガス。

 

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 RV車までハンクがやって来たシーンは、本来ならドキドキするシーンだと思うのですが、さすがに若干パターン化してきて、「どうせ助かるでしょ」という気がして、ちょっと冷めて見てしまいました。

 現時点で「シーズン5まである」と知ってしまっているので、ここでウォルターが見つかるはずがないと思いますよね。リアルタイムのテレビ放送を観ていたら、もっとドキドキしたと思います。

 あと、あっさりオレオレ詐欺並のウソ電話に引っかかったばかりか、その後なぜか廃車場に戻ってこないハンク。これも、若干、ストーリー的には都合良く出来すぎかなあ・・・・。
 普通、電話が嘘だとわかったら、すぐ廃車場に戻るはずですよね。
 まさか、どうせ戻ってももう無駄と思って、帰宅して、奥さんの手料理でも食べていたのか?なわけ無いよね(笑)

 ちなみに、ハンク役の俳優ディーン・ノリスは「アンダー・ザ・ドーム」に現在出演中。
 なかなかいい役どころです。

 気になった方、視聴はぜひhulu(フールー)で!

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