2014/09/08

ハンクの苦しみ 「ブレイキング・バッド」シーズン3第7話

 動画配信サイトhulu(フールー)で「ブレイキング・バッド」を観ています。



ブレイキング・バッド3-6<<前 HOME 次>>ブレイキング・バッド3-8
★過去の全エピソードのリンクは→海外ドラマあらすじ一覧をご覧ください。


 ■シーズン3第7回 ざっくり言うと・・・
 ハンクは、ジェシーを追及し大けがをさせる。それがきっかけで足がつくことを恐れたウォルターは、再びパートナーとして一緒に仕事をしようとジェシーを誘う。一方、殺し屋の2人組はトゥコを撃ったのがハンクであることをガスから知らされ、ついに復讐を実行に移す。(詳細は下記へ↓



ブレイキング・バッド(Breaking Bad))
シーズン3 第7話「ハンクの苦しみ」 ストーリー


 トゥコのいとこ兄弟は、身を持って「家族は絶対だ」ということを教えこまれて育ってきた幼いころを思い出す。今、サンタムエルテの神に祈りを捧げる二人は、ロウソクに火を灯し、復讐相手のハンクの写真を祭壇へ供える。

 ジェシーは自宅に戻るやいなや、ハンクに遭遇する。「俺は何もしてない。俺の弁護士、ソウルを呼んでくれ」とジェシーが言うのも聞かず、ハンクは怒りに任せて「俺の携帯番号や妻の名前をどうやって調べた!!」とジェシーに殴りかかる。ハンクが我に返った時、ジェシーはぐったりとして意識を失っている。自分がやり過ぎた事に気づいたハンクは、自ら通報して救急隊を呼ぶが、現場に来た上司から「何が起こったのか供述を取りたい」と言われ、自宅待機を命じられる。

 病院へ、ジェシーの面会に来た弁護士のソウルは、腫れ上がった顔の写真を撮り、これが世間に出たら大騒動になるから、麻薬捜査局は今後はお前を特別扱いする、「殴られて大正解だ。自由の身だ、よかったな」と言う。そこへウォルターもやって来る。「もっと用心するべきだった」とジェシーに詫びるウォルターを、「あんたのせいだ」と責めるジェシー。「あんたの義理の弟は終わりだ。地獄を見せてやる。ここから出たら俺が全て奪い取る」と言うジェシー。ソウルが「ここで攻撃に出たら、麻薬捜査局から倍返しされる」と忠告し、ウォルターも「このことは忘れろ」と説得するが、ジェシーの怒りは収まらず、これまでどおり自分はメスの製造を続け、もし捕まった時は「ハイゼンベルクの秘密をバラす」とウォルターを脅す。

 供述を取られるハンクジェシー・ピンクマンが通称「ブルーメス」と呼ばれるメタンフェタミンを製造していたことや、廃車場で証拠のRV車を見つけたこと、令状を取ろうとした時、妻が事故だという電話があり病院へ向かったが、嘘だとわかって廃車場に戻った時にはもうRV車は消えてたことを語る。ピンクマン氏は告発するつもりだという調査員に、ハンクの弁護士は「メスの常用者だぞ」と言うが、調査員は「血液検査しても薬物は検出されず、医師の鎮痛剤すら今は拒んでいる」と伝える。供述が終わり、迎えに来た妻マリーと共にエレベーターに乗り込んだハンクは、ドアが閉まった瞬間にマリーにすがりついて泣く。

 ウォルターの新居にやって来たスカイラーは、家具や住まいの様子を見て「犯罪は儲かるのね」とつぶやくき、「ハンクは、告発されたらすべてを失う」と、ピンクマンの告発の件を、ウォルターの働きで何とかしていほしいと依頼する。

 トゥコのいとこ兄弟は、武器の密売人とコンタクトをとる。「イチオシだ」と殺傷能力の高い「暗黒の死」と呼ばれているJHP弾をすすめてくる密売人。「持っときな」とJHP弾を渡されたいとこ兄弟の一人は、それを胸ポケットにしまう。いとこ兄弟は、欲しいものは防弾チョッキだと伝え、密売人から2着の防弾チョッキを買い取る。

 新しい助手のゲイルと、ラボで作業をすすめていたウォルターは、ある装置の温度設定が間違っているとゲイルに指摘する。「君のおかげで200リットルのムダな泥水ができた」と言うウォルターに、ゲイルは憮然とした態度で、温度設定を間違った装置の中身を廃棄する。

 自宅にいるハンクは、署での供述に向かうためスーツを身にまとう。マリーはハンクに「ピンクマンから襲ってきた」と言えばどうかと助言するが、ハンクは「嘘はつけない」と言い、「自分を見損なった」と落ち込み、俺はトゥコの事件のあと何かが変わった、悪化したんだと語る。「警官はやめるよ」と最後に言うハンク

 ウォルターは、ガスに電話し「うまくいかない」と、助手のゲイルのことを伝える。「パートナーはあいつしかいない」と、やはり自分の助手にはジェシーが適していることを伝え、ガスの了解を取り付ける。

 ジェシーの病室へ来たウォルターは、ジェシーに、再び助手になってほしいと頼む。まだハンクを告発するつもりのジェシーウォルターは、「ただの助手じゃない、パートナーだ」と、報酬も半分の50%を渡すと言い、金額にして150万ドルであることを伝える。ジェシーは「断る」と言い、「俺はあんたと関わってから大切にしてきたものを全部失った。恐ろしいほど孤独だ」と怒りをぶちまける「使えない、クズだと言った。俺がつくったメスも粗悪品だ、ゴミ同然だと言った」と涙ながらにウォルターを非難するジェシーウォルターは静かに「君のメスは良質だ。私のに劣らない」と言い残して、病室を出て行く。

 新居に戻って来たウォルターの携帯が鳴る。「折半だよな」と確認するジェシーの声。「分かった、パートナーだ」と、ジェシーは再び、ウォルターとともにメスを製造することに同意する。

 署での供述を終えたハンクは、供述調書にサインする。上司は「今日から職務停止となる」と宣言し、ハンクは銃とバッチを上司へ返納する。帰りがけ、上司から「ピンクマンが告発しない可能性が出てきた」と聞かされたハンクは「なぜ」と不思議がるが、上司もなぜかはわからないと言い、「君には守護天使がいるんだろ」とハンクに言う。

 ハンクは、告発取り下げと知って上機嫌になり、ショッピングモールに立ち寄って、花束とプレゼントを買う。駐車場へ向かいながら「問題なく順調に終わった。大丈夫なような気がする」とマリーに電話したハンクが、車に乗りエンジンをかけようとした瞬間「二人の男がお前を殺しに来る」と謎の相手から電話がかかってくる。声の主はボイスチェンジャーを使って「車に近づいている。あと1分しかない」とだけ言って、電話を切る。ハンクは相棒のゴメスに電話するが留守電になっているので「くだらないイタズラはやめろ」とメッセージを残し、「電話をくれ」と言い残す。

 車の時計を見つめるハンク。1分が経過した時、駐車場の向こうから近づく、怪しい二人の人影に気づく。他の買い物客に気をとられ、人影を見失うハンク。次の瞬間、バックミラーに銃を構えた男が映っているのに気づいたハンクは、車を急発進させてバックする。バックしてきたハンクの車に轢かれて、後ろの車との間に挟まれて苦しむトゥコのいとこ兄弟の一人。その時、もう一人のいとこ兄弟が、運転席の横から銃撃してくる。車に挟まれた方の男が落とした銃を拾って、車内から脱出するハンク。車に挟まれている兄弟を助ける、もう一人の兄弟。苦しみながらも「始末してこい」と指示する、車に挟まれた男。ハンクの血痕を辿って、行方を探す兄弟の一人は、騒いだ他の買い物客も銃撃したため弾切れをおこす。兄弟の一人が弾倉を入れ替える際、上着の胸ポケットから、密売人が見本にくれたJHP弾がひとつ、地面に落下する。ハンクが車の影から兄弟の一人を撃つが、男はスーツの下に防弾チョッキを着ているためビクともしない。弾が切れて反撃されたハンクは、腹部や胸を撃たれて倒れる。兄弟の一人は、銃でとどめを刺すのは簡単すぎるとつぶやいて、自分の車に斧を取りに行く。ハンクは、地面に落ちているJHP弾に気づき、兄弟の一人が戻って来るまでになんとか、銃に装填しようとするが、腕も撃たれているため指や手が言うことを聞かない。斧を手に戻って来る兄弟の一人。なんとか弾を装填したことに成功したハンクは、その一発を男の頭に撃ちこむ。


 

*****************************************

 ここ数回、ちょっとだらけて見てましたが、今回は手に汗握るラストでした。
 まあ、いとこ兄弟が斧を取りに戻ったところは、ちょっと上手くできすぎの気もしますが。

 そしてウォルターは結局、あのまま助手を首にしなければ300万ドル手に入ったのに、ハンクの件もからんで、結局ジェシーと報酬は折半することになりました。
 150万ドルつったら、でかいよね(笑)。単純に1ドル100円として計算しても、日本円で1億5千万ですよね。

 このドラマがおもしろのは、単に麻薬で大金を得るだけじゃなく、毎回「家族や仲間のしがらみがあって、せっかく手に入るはずの大金が目減りしていく」という点ですね。

 これって、額はずっと小さいけど、同じような事が誰にもあるはずです。
 単純に、買ったばかりの高額商品を、子供に壊されるとか、あるし・・・。

 そういうあるあるを上手くドラマに取り込んで、大衆の共感を得ているんだと思います。
 ハンク、どうかご無事で。

 気になった方、視聴はぜひhulu(フールー)で!

ブレイキング・バッド3-6<<前 HOME 次>>ブレイキング・バッド3-8
★過去の全エピソードのリンクは→海外ドラマあらすじ一覧をご覧ください。


ランキングに参加しています!
にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへ