2015/08/23

第4章「ハウスオブカード 野望の階段」シーズン1第4話

 動画配信サイトhulu(フールー)で海外ドラマ「ハウスオブカード」を見ました。
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 同じ民主党である下院議長バーチは、フランクの教育改革法案に反対する。フランクはバーチの部下である院内総務ラスムッセンを懐柔しようとするが、ラスムッセンはバーチを失脚させて新しい議長になろうというフランクの申し出を拒否する。スクープを連発する気鋭の記者としてメディアへの露出が増えたゾーイに、上司ルーカスは反感をおぼえながらも社の方針で、彼女をホワイトハウス担当記者に抜擢する。「サンコープ産業」のロビイスト・ダントンは、「CWI」に以前の倍の寄付をするとクレアに申し出るが、クレアはすぐに返事をしない。


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 フランクは教育改革法案を可決させるために下院議長であるバーチに根回しをしようとしたが、バーチは「こんなものを採決にかければ、私は次の選挙で負ける」と法案の内容にケチをつけ、反対の態度を示す。

 フランクは、「団体交渉権の制限を外す」というバーチの主張を承諾しようとしている大統領に、「ここでバーチの言いなりになれば、任期満了までの4年間、バーチにつけ込まれますよ」と言い、バーチの要求を無視して「現状の形で採決に持ち込みます」と伝える。

 新聞社ワシントン・ヘラルドでは、編集長のトムが、自分の指示を無視して何度もテレビに出たゾーイのことを、オーナーであるティルデンに直接「上司の指示を聞かない」と不満を訴える。しかしティルデンはトムの訴えを退け「うちに必要なのは従順な人でなく、自分を貫ける人」と言って、もっとゾーイを社の顔として使えと言い返す。

 フランクの妻クレアが代表を務めるNPO法人「CWI」では、スカウトしたジリアンが働きはじめている。CWIを訪ねてきたロビイストのレミー・ダントンは、サンコープ社が一度は断ってきた「CWI」への寄付金を、状況が好転したため当初の倍の150万ドル出すとクレアに伝える。しかし、寄付金が入らないと思っていたために大量に人員を解雇したクレアは、レミーの話をすぐには受け入れず、「考えておく」としか答えない。

 下院議員のピータ・ルッソは、別れた元妻に頼まれて、急に元妻の元で生活していた子ども2人を数日預かることになる。

 クレアは夜、フランクに150万ドルの寄付金の話を伝える。クレアはその寄付金があれば、解雇したスタッフも呼び戻せるし、スカウトしたジリアンの計画も実行できると言うが、フランクは「レミーは危険だ。私を知りすぎている」と、寄付金の話は断るように言う。クレアは再びフランクに対しても「考えておく」としか答えない。

 新聞社ワシントン・ヘラルドの編集長トムは、ゾーイに「今までのことは水に流そう」と言って、ゾーイをホワイトハウス担当記者にすると言う。元々ホワイトハウス担当だったジャニーンが中西部支局長に移動と知ったゾーイは驚き、「考えさせてほしい」と言う。トムは「普通なら考えるまでもなく飛びつく話だ」と言う。

 フランクは、自分の上司で下院議長バーチの部下である院内総務のラスムッセンに目をつける。食堂でランチをとっているラスムッセンに「議長になりたくないか?道はあるぞ」と話を持ちかけ、自分が民主党員であるにもかかわらず「過半数の218票を取ればすむことだ。共和党の205票は確実、残りの13票のうち2票は君と僕だ」と言う。敵である共和党員に協力しようとする民主党のフランクを訝しがるラスムッセン。フランクは「バーチはホワイトハウスに非協力的だから」という理由を述べる。

 クレアはスカウトしたジリアンから、アフリカでの主要プロジェクトで使う機材の予算が20万ドル必要と言われて、その額の多さに驚く。そこへ別のスタッフが郵便小包を持って来る。その中には「サンコープ社は必要ない。私がついている F」というメッセージのついたフランク(F)とクレア2人の額入りの写真が入っている。その写真と見比べるように、オフィスの壁に飾られた、かつてクレアと関係のあった写真家アダムの写真を眺め、アダムに電話したクレアは、電話に出たアダムに「あなたを利用させて」と言う。

 フランクはラスムッセンを新しい下院議長に選出するための票集めで「黒人幹部会」のウォマックが12票を動かせることに思い当たる。部下のダグラスによると、ウォマックの選挙区には、「基地閉鎖・再編委員会(通称BRAC)」によって閉鎖の対象になっている空軍基地がある事が判明。フランクはウォマックの協力を得るために、閉鎖対象になっている空軍基地を残す手段として、弱みを握っている下院議長ピーター・ルッソを利用することを思いつく。

 その頃、元妻から急に子どもを預かることになったピーターは、自宅で子どもの面倒を見ている。そこへフランクが突然訪問してくる。唐突にフランクは「君の地元の海軍造船所を閉鎖する。明日の公聴会では一切証言するな」と言う。ピーターは「造船所を守ると公約して当選した」と言って、フランクの話を拒否しようとするが、「閉鎖は決定した。必ず埋め合わせはする」と、有無をいわさぬ態度のフランク。呆然となるピーター。

 クレアは、明日ニューヨークからアダムが来ることをフランクに伝える。翌日「CWI」のオフィスでアダムと再開するクレア

 フランクは「黒人幹部会」のウォマックに密会して、閉鎖対象だった空軍基地の存続を条件に、ラスムッセンを議長にする投票に10票を集めてもらう約束をとりつける。

 クレアはアダムが滞在するホテルの部屋を訪ねる。かつて関係のあった2人は一瞬、そんな雰囲気になるが、クレアは「やめましょう。もう終わった関係よ」と言ってそれを拒む。「では、なぜ呼び出した?」と問いかけるアダムに「間違っていた」と答え、部屋を出て行くクレア。帰宅したクレアフランクから「アダムは?」と聞かれて「食事しただけ」と答え、さらに「レミーにメールして寄付を断ったわ」と言う。

 翌日、「基地閉鎖・再編委員会」の公聴会で、ウォマックの選挙区の空軍基地が閉鎖対象から外されることが決定される。さらに、ピーターの選挙区のフィラデルフィアの海軍造船所の閉鎖に関して、ピーターに「証言しますか?」と質問がある。ピーターは一瞬の戸惑いを見せながらも、「証言はありません」と発言する。それはすなわち、造船所の閉鎖に同意したことになり、自分の選挙公約を破ったことになるのだった。

 ゾーイから「ホワイトハウス担当に昇進した」と連絡を受けたフランクは「これは全てを、変える事態だ」と難色を示す。電話を切ったゾーイは、彼女の代わりに中西部に移動になる上司ジャニーンに「ホワイトハウス担当なんて望んでいない。本当に断りたい」と告げる。

 夜、ピーターの自宅を訪ねた秘書のクリスティーナは、ピーターが子供二人を置き去りにして、姿を消していることに驚く。夜更けに泥酔して帰宅したピーターに愕然とするクリスティーナ。翌朝、クリスティーナはピーターの元妻に祖母の家の場所を聞き出し、二人の子供の身支度を整えさせて送り届けようとしている。子供を放置して泥酔して帰ってきたピーターを非難したクリスティーナは「あなたとは、公私ともに今日限りよ。もう彼女でも秘書でもありません」と言い残して出て行く。

 ゾーイは、編集長のトムに、ホワイトハウス担当にはなりたくないと伝える。腹を立てたトムは恩知らずで傲慢とゾーイを罵った上「お前は腐ったアバズレ」と罵声を浴びせる。ゾーイはポケットから携帯電話を取り出し、素早く誰かにメールを打つ。「出て行け、クビだ」と叫ぶトムに「"送信”するわよ」と忠告するゾーイ。送信ボタンを押したあとゾーイはトムに「この時代、一人の背後には大勢がいるのよ」と言い残して、出て行く。

 フランクは下院議長のバーチに「ラスムッセンが君のイスを狙っている」と嘘をつく。自分とラスムッセン、ウォマックと黒人幹部会の10人が味方すれば、ラスムッセンが下院議長に選ばれるとバーチを脅すフランク。これはラスムッセンの計画だとさらに嘘をついたフランクは、ウォマックを院内総務に指名し、教育法案に協力するなら話は変わってくるとバーチを説得する。結局ラスムッセンはバーチから「しばらく地元選挙区に集中しろ。後はウォマックが継ぐ」と告げられる。「これはフランクの方から言い出した話で・・・」と言いかけたラスムッセンに「責任転嫁するのか」と言い返すフランク。ラスムッセンは完全に誤解されたまま、「素直に従わないなら次期選挙で対抗馬を支援するぞ」と脅され、「君の決断に従う」とバーチに言うほかない状況に追いやられる。フランクの計画は、思い通りに運んだ。

 ゾーイは、バーで一人酒を飲んだ後、酔ってフランクに電話する。「辞めてやったわ」とフランクに伝えたゾーイは、フランクを自宅に誘う。住所を聞いたフランクは、ゾーイの住むアパートに一人やって来る。
 フランクがドアを開けると、そこに下着姿のゾーイが立っている。
「ヒールを脱げ」
 と言うフランクの言葉にしたがって、ヒールを脱ぐゾーイ
 アタッシュケースを床に投げ出すフランク・・・。

 速攻、続きが見たくなる終わり方でしたわ(笑)。

 フランクゾーイ。ピーターとクリスティーナ、そしてクレアとアダム・・・男女のもろもろはわかるのですが、どうにもフランクの政治家としての駆け引きの部分は、これで解釈が合っているのか、若干自信がありません。

 私は院内総務だったラスムッセンがかなり間抜けなタイプで、そこに目をつけたフランクが、お前を下院議長にしてやるよと、甘い話を持ちかけ、本人がその気になりかけたところで今度は逆に下院議長のバーチに「あいつがお前のイスを狙ってるよ」と作り話を仕掛け、お前が俺に見方しないなら、あいつに協力してお前を議長のイスから降ろすよ、と脅し、それで焦ったバーチがフランクの味方についたと・・・理解しましたが、フランクの作り話を鵜呑みにして、ラスムッセンもバーチもあまりにも単純に焦って慌てふためく様子は、ちょっと現実離れしている気もしました。
 いくらなんでも、あんなに簡単に騙されるかしらね。
 もともとフランクは、いかにもそういう権謀術数に長けたタイプの人物で、甘い話をフランクが持ちかけてきただけでも、警戒しそうなもんだけどね・・・。

 あと、ゾーイがメールを送った相手は誰なの?新聞社の社長?本当にクビになったの?あの感じだと、今の時代クビになるのは編集長のほうようね。

 気になった方、視聴はぜひhulu(フールー)で!

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