2017/06/01

Amazonビデオ「ブラインドスポット」シーズン1第1話【刻まれた謎】

 ニューヨークのタイムズ・スクエアで、過去の記憶を喪失した謎の美女ジェーン・ドウ(身元不明の女性)が、全裸で発見される。彼女の体はさまざまなタトゥーで埋め尽くされており、背中に自分の名前があったことから、FBI捜査官カート・ウェラーは陰謀に巻き込まれていく。カートはチームとともに、紆余曲折する秘密と暴露の迷路を縫ってイチかバチかの悪の世界へ足を踏み入れる。(詳細は下記へ↓

 Amazonビデオで「ブラインドスポット」を視聴しました。




ブラインドスポット〈ファースト・シーズン〉 コンプリート・ボックス [Blu-ray]

 ドラマ「ブラインドスポット」はアメリカ合衆国のテレビ局NBCで2015年9月から放映されているテレビドラマです。
 2017年5月現在、アメリカではシーズン2まで放送されており、シーズン3の制作も決定しています。

 本作は全米NBCの2015年年間平均視聴率の1位を獲得。初回放送では1061万人を記録する大ヒットとなっています。
 NBCのドラマ部門では、過去最高額となる約70億円もの巨額な制作費をかけてつくられた超大作です。

 原題の「Blindspot」と直訳すると「盲点」という意味になります。

 2017年6月現在、見放題の有料動画配信サイトでの配信はありません。
 1話づつの課金制の動画サイトで見るか、レンタルDVDで視聴になります。
 またはWOWOWで現在(2017年6月)シーズン2が放送中です。

 私はhuluとアマゾンプライムを契約しているのですが、huluでの配信はなく、アマゾンプライムのAmazonビデオでも見放題の配信はなかったので、Amazonビデオの1話課金のシステムで視聴しました。


ブラインドスポット(字幕版) シーズン1第1話(Amazonビデオ)

 本来Amazonビデオでの「ブラインドスポット」は、標準画質で1話200円。高画質なら1話250円。シーズン1の標準画質をすべてまとめて購入(課金)すると7,360円になります。
 私は先月Amazonのキャンペーンで「一定額以上買い物した人に、Amazonビデオのクーポンプレゼント」のクーポンが数枚あったので、それを利用しました。なので実質無料で視聴できたことになりますが、クーポン使い切ったらhuluでの配信を待つか(されるかどうか不明ですが)、TSUTAYAで借りるしかないと思っています。

 レンタルだとDVD1枚に2話入っているのでレンタル料金(お店や地域によって違いがありますが)およそ1枚300円と考えてシーズン全23話を見るには300円×12枚=3,600円くらいかかります。

 Amazonビデオでシーズン全話を課金するのに比べたらレンタルビデオの方が安いけど、ここ数年アメリカのドラマはhuluでの見放題が私の中で定番となっているので、うーん、どうだろう、見放題配信を待つしかないかな・・・という気持ちです。


 ニューヨークのタイムズスクエアで全身タトゥの女が発見される。

 一方ケンタッキー州の農村部では、FBIのカート・ウェラー特別捜査官が、仲間と共に人質立てこもり事件の解決にあたっていた。

 人質事件解決後、FBIのヘリコプターが現れ「ニューヨークで緊急事態が起こった」とカートを迎えに来る。

 緊急事態とはタイムズスクエアで見つかった女の背中のタトゥにカートの名前が彫られていることだった。
 女は「ジェーン・ドウ(身元不明者に付けられる総称)」と呼ばれる。
 ジェーンの体を検査したところ、本来PTSDの重症者などに投与される薬物ZIP(ゼータ相互作用プロテイン )が大量に投与され、記憶を無くしていた。

 FBIはジェーンの全身のタトゥの解析を始める。
 FBIの科学捜査官のパターソンは、ジェーンの全身のタトゥをスキャンして、細かい分析を行う。

 科学捜査官のパターソンから、耳の後ろに3cm四方の中国語らしきタトゥがあると写真を見せられたジェーンは、突然自分が中国語を理解できることを思い出す。
 その中国語はニューヨークのある住所を示していた。

 タトゥにあった住所のアパートに駆けつけるカートと仲間のリード、ザパタ。
 ジェーンは最初「連れて行くことはできない」と強く言われたが、そこに行けば記憶が戻るかもしれないからと強引に同行することを主張し、一緒にやって来る。

 家宅捜索の結果、住人の中国人「チャオ」は爆発テロを計画していると判明。

 部屋の外で待機させられたジェーンだが、偶然アパートの管理人夫婦の喧嘩の仲裁をしているうちに、自分に高い戦闘能力があるとわかる。妻を殴る夫を止めようとしたジェーンは、夫と、もう一人の男から暴力を受けるが、武術で二人を倒すのだった。

 カートの上司でもあるメイフェアFBI次長代理は、科学捜査官パターソンからジェーンのタトゥの画像を見せられ、ヘブライ語の「神と国のために」という部分は、海軍特殊部隊(SEAL)を示すタトゥであると気付く。

 FBIが中国人チャオの携帯電話の電波を解析して、チャオの居場所が判明する。カートとリード捜査官はチャオを追って地下鉄の駅へ向かう。しかしチャオは地下鉄のホームで仲間から「つけられている」と連絡を受け、とっさに小型爆弾を電車に仕掛けて逃げる。

 なんとか地下鉄の線路内で爆発物を処理して、助かるカート

 やがてチャオの中国語のメール内容の解析がすすみ、本当の爆破のターゲットは「自由の女神像」と判明。
 カートと仲間は、自由の女神像があるリバティ島に向かう。

 自由の女神像の内部で中国人チャオを発見するが、チャオの発砲によりジェーンは腕を負傷する。

 逃げるチャオのあとを追ったカートはもみ合っているうちに銃を落としたため、素手でチャオと殴り合うが、チャオに羽交い締めにされ、ノドにナイフを突きつけられる。

 そこへカートの落とした銃を拾ったジェーンが現れる。
 天井に向けて威嚇射撃をしたジェーンだが、チャオを撃てというカートの指示に、
「できるかどうか・・・」
 ととまどう。一歩間違えば弾はカートに当たってしまう状況だった。

 しかし、思い切って引き金を引いたジェーンの弾は、チャオの腕に命中。
 その瞬間、ジェーンの頭の中にはどこかの山中で射撃訓練をするジェーンの姿と、それを指揮するヒゲの男の記憶がフラッシュバックでよみがえる。

 チャオの爆破計画は阻止され、カートは「ジェーンに命を救われた」とFBI支部での会議で報告。さらにカートは、ジェーンが高い戦闘能力や射撃の腕を持っていることを伝える。さらに「ジェーンのタトゥは、情報源だ」と発言する。

 報告会議のあと、みなを帰宅させたメイフェアFBI次長代理は、一人支部に残ってFBIの極秘資料を手に取る。
 そこには「殺人」「着服」「べサニー・メイフェア」などの記述があるが、資料の大半は黒塗りにされていて詳細がわからない。
 メイフェアFBI次長代理は、極秘資料につけられた「コード番号」と、ジェーンのタトゥの一部の画像を突き合わせる。タトゥには極秘資料の「コード番号」と同じナンバーが彫られていた。
 それを確認して、困惑の表情を浮かべるメイフェアFBI次長代理。

 腕を撃たれ逮捕されたチャオが収容されている病院の病室。
 ジェーンのフラッシュバックにも出てきた髭の男が、看護士に変装して現れる。
 ベッドに横たわっているチャオは、
「全ては予定通り進んだ」
 と言うが、
「いや、お前は妹の身代わりとして死ぬはずだった」
 と髭の男に言われる。
「連中には何も言わない、誓うよ」
 と怯えて言うチャオ。
 「わかっている」と言うひげの男だが、チャオの病室からは心拍停止の警告音が鳴り、病院職員が駆けつける。ヒゲの男はその騒ぎに紛れて、病院を去る。

 回想シーン。
「これを刺せばお前の過去が全部消える」
 と、点滴の針を見せてジェーンに言うヒゲの男。
「仕方ない、他に方法がないもの」
 と言うジェーン

 ジェーンの腕に点滴の針が刺され・・・・・。


 投与された薬物のせいで記憶喪失となり、「音楽というものはわかるが、ビートルズという固有名詞はわからないという状況」とFBIの分析官に診断されたジェーンが、「標的は自由の女神像だ」と言われてすぐ「自由の女神像」を理解した表情になったところはちょっとアレ?て思ったし、さらにリバティ島に到着して待機してろと言われたジェーンがスラスラと「この島は6万平米もある島なのに、あなた達だけじゃ犯人を探せない」と言った時もあれあれて感じでした(笑)。記憶喪失だったら、自由の女神像もリバティ島の面積も忘れてるはずだけど、なんか、まあ、断片的には覚えているということにしておきましょうか・・・。

 余談だけど、皆入れ歯なみにインプラントやら歯列矯正やらで歯並びを整えているアメリカの俳優にしては珍しく、カート役のサリヴァン・ステイプルトンは下の歯の歯並びが悪い。
 役作りかしら。そうも見えないけど。
 でも逆にそこが、人間らしくてリアルなドラマに見える。
 サリヴァン・ステイプルトンは2007年のアメリカ映画「300 〈スリーハンドレッド〉」の続編として描かれた2014年の「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」で主演をつとめた人です。


300 〈スリーハンドレッド〉 ~帝国の進撃~ [DVD]

 リアルと言えば、リバティ島に到着した時も、カートを始めFBIのメンバーが皆防弾チョッキを着ていて、私も連れて行ってと主張したジェーンにも防弾チョッキを着せる場面、あれもリアリティがあった。
 これまでのドラマだと、FBIが防弾チョッキなんて、あからさまに身に着けていなかったものね。

 リアルタイムで世界中でテロが起こっている現在、いろんな意味で「リアル」な要素が感じられるドラマです。
 ただ日本人ならだれでも、最初のジェーンの登場シーンは、
「エスパー伊東かよ!」
 とツッコまずにはいられません(笑)。

 それと、全身タトゥといえば「プリズン・ブレイク」ですよね。
 そこはちょっとオリジナリティが欠けてるかな。
 今後の展開に期待します。

 髭の男は別の場面でも、遠くからジェーンの様子をうかがっていました。病室のシーンで「妹」て言ってたから、ジェーンの兄なのか?

 気になった方、視聴はぜひAmazonビデオで。

にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへ