2014/01/05

Sが帰ってきた! 「ゴシップガール」シーズン1第1話

 動画配信サイトhulu(フールー)で「ゴシップガール(Gossip Girl)」を観ました。

 ★過去の全エピソードのリンクは→海外ドラマあらすじ一覧をご覧ください。

 前々から観たいとは思っていたものの「セックス・アンド・ザ・シティの高校生版」なんて言われちゃうと、もはやその親の世代の年齢の自分としては、ちょっとどうかなあ・・・・と迷ってました。

 て言うか、「デス妻」も「24」も「プリズン・ブレイク」もまだファイナルまで見終わってないし、「ニキータ」や「チャック」だってまだ見始めたばかり・・・・。
 その上「ゴシップガール」まで見始めたら、頭の中がごちゃごちゃ・・・・と思いつつも、ついつい興味をそそられて、見始めた。いいのよ、HULUは定額制の見放題だから!すばらしい!!

 さてあらすじを紹介する前に、予習です。
 いくつか関連キーワードを解説します。

 まずこのドラマには原作の小説があります。

 セシリー・フォン・ジーゲザーという、ニューヨークマンハッタン区の私立高校卒業した女性が、2002年に出版したティーン向け小説「ゴシップガール」です。

 この原作だけで、全米でシリーズ400万部を突破したそうです。
 原作を読んだ方のレビューを見ると、ドラマより登場人物が多いという意見でした。逆に言うと、原作より登場人物を減らして、わかりやすくしたものがドラマ版かもしれませんね。

 主人公の女子高生セリーナ・ヴァンダーウッドセンを演じる女優ブレイク・ライヴリーは、かつてレオナルド・ディカプリオとの交際も報道された若手人気女優。ウィキペディアによると「ニューヨークのクリスチャン・ルブタンに来店し、40足の靴を豪快に購入して周囲を驚かせた」という、まるでセックス・アンド・ザ・シティ(以下「SATC」)のキャリーを地で行くような靴好き?(笑)。

 タイトルにもなっている「ゴシップガール」というキーワードは、そのまま訳したら「ウワサの女の子」みたいな意味だけど、これはドラマの中に出てくる「正体不明の「ゴシップガール」なる人物が管理する情報サイト」だそうです。日本で言ったら2ちゃんねるみたいなものかしら?このサイトへの書き込みや、ゴシップガールの流す情報が、ストーリーをかき回すみたい。

 そして舞台となるニューヨークのアッパーイーストサイドという高級住宅街は、日本で言えば麻布や広尾のような場所。やはりSATCが連想されます。キャリーが住んでいたのもアッパーイーストサイドでしたからね。

 そんな感じで、どこをとっても「SATC」の要素が散りばめられているような「ゴシップガール」。衣装の担当者も、「SATC」で衣裳を担当して一躍有名となり、2002年にはエミー賞も受賞したパトリシア・フィールドのアシスタントを務めていたエリック・デイマンという人だそう。

 「SATC」にハマった人、あるいは「セックス・アンド・ザ・シティはちょっと年代が上の女性の話だから・・・」と敬遠していた人も、「ゴシップガール」ならすんなり入れるかも。

 あと・・・・私は見ていないのでなんとも言えないけど、「ビバヒル」こと「ビバリーヒルズ高校白書」も「高級住宅街」「高校生の群像劇」という点では「ゴシップガール」と共通点がありそう。だから、「ビバヒル」にハマった人にも、おすすめのドラマです。

 ゴシップガールの相関図はスーパードラマTVのサイトがおすすめ。
   ゴシップガール 相関図

 登場人物の詳細もスーパードラマTVへ→ゴシップガール キャスト

 登場人物にはそれぞれ「S」「B」「D」などの通称名もあります。↑上記のサイトを見れば一目瞭然。

 では、予習はここまで。以下あらすじです。

 ■ゴシップガール シーズン1第1話 あらすじをざっくり言うと・・・

 ニューヨークはマンハッタンのアッパー・イースト・サイド。ハイソサエティな人々が住むこの街の高校生の間では、謎の“ゴシップ・ガール”なる人物が管理する情報サイトが人気を集めている。数々の目撃情報で成り立つこのサイトで、今もっとも注目されているのがセリーナ・ヴァンダーウッドセン。1年前ひっそりと街を離れ、寄宿学校に入っていた彼女が突然NYへ戻ってきたのだ。セリーナの幼稚園からの幼なじみブレアは、瞳、髪、笑顔…どれをとっても最高に魅力的な青年ネイトと付き合っている。ブレアはセリーナと親友だったが、今や大きな溝ができていた。 実はセリーナとネイトは1年前浮気しており…。 (詳細は下記へ↓



 Gossip Girl(ゴシップガール)
 シーズン1 第1話「Sが帰ってきた!」 ストーリー


 “ゴシップ・ガール”と名乗る人物が管理する情報サイトが、ニューヨークのアッパーイーストサイドで暮らす、セレブな高校生たちの注目を集めていた。

 ある日「超特大ニュースがあるの」と書き込みがある。1年前に突然、コネティカットの寄宿学校へ謎の転校をしたセリーナ・ヴァンダーウッドセンが、ニューヨークへ戻ってきたという情報だった。
 ゴシップガールのサイトを見た者、グランドセントラル駅でセリーナ本人を目撃した者は皆、セリーナがアッパーイーストサイドに帰ってきたことに興奮する。

 セリーナの幼稚園からの幼なじみブレア・ウォルドーフは、ゴシップガールのサイトを見て、同じく幼稚園の頃からの付き合いがある彼氏のネイトが以前、セリーナとウワサになった事を思い出しあせる。その時、ブレアは、デザイナーの母と共に自宅でパーティーを開いていた。ブレアはパーティーに参加しているネイトを自分の部屋に引っ張りこんで、「まだ早い」とこれまで断っていた体の関係を、自分からせまろうとするが、そこへやって来るセリーナ。渋々部屋から出て、ぎこちない挨拶をするブレアに「顔を見に寄っただけ」と言って、早々にパーティー会場を去るセリーナ

 入院している弟のエリックを見舞ったセリーナは、翌朝まで病室で仮眠する。朝、病室に現れた母リリーを「息子の自殺未遂より、自分の評判を気にするの?」と非難するセリーナ。「この1年、家の中はどんなに大変だったかあなたは知らないでしょう」と言い返す母リリー。

 翌日、ネイトに呼び出されたセリーナは、自宅が改装中なのでパレスホテルに滞在していると話す。「君は戻った」と未練がある様子のネイト。「あなたは親友の彼氏。彼女はあなたを愛している」と言って、自分のことは忘れるよう忠告するセリーナ

 そのあと学校でセリーナは、キス・パーティの招待状を配るブレアに再会するが、「あなたが戻るってしらなかったもの」と招待を断られる。今、招待状を受け取ったばかりのジェニーが、セリーナに招待状を譲ろうとするが、ブレアから「もう行っていいわ」と遠ざけられる。そんなブレアに「今夜8時にパレスホテルに来て欲しい」と言うセリーナ。ゴシップガールは「目撃情報よ。S(セリーナ)とB(ブレア)が対立の模様」とサイトに書き込む。

 学校から戻ったセリーナは「最悪の一日だった」と言って、弟エリックを誘ってデパートに行く。そこでドレスを試着するジェニーに再び会う。ジェニーは兄のダンを紹介しようとするが、物陰に隠れてしまうダン。実は、ダンは以前からセリーナに強いあこがれを抱いており、グランドセントラル駅でも寄宿学校から戻ってきたセリーナを目撃していた。ゴシップガールのサイトを見て、セリーナの事を気にかけていたダンの様子を、ジェニーも知っていた。ジェニーは好意的な態度で「もう1枚内緒で作ったの。あげる」と言って、キス・パーティの招待状をセリーナに渡す。

 ネイトは友人のチャックに、ブレアとの交際を「先が見える。親と同じ人生が」と語リ、自分で選ぶ幸せはないのかと不満をもらす。チャックは自分たちのメニューに「幸せ」なんか載っていない、ブレアとさっさと寝ろ、と忠告する。

 ブレアとパレスのバーで会うセリーナ。突然転校した理由をたずねるブレアに「どうしても全てから、距離を置く必要があったの」と説明するセリーナブレアセリーナを「昔とは別人」と言うが、セリーナは昔のように姉妹同然の仲に戻りたいのだと言う。「大好きよ」とブレアを抱きしめるセリーナ。どこかよそよそしいブレアが立ち去ると、ブレアの飲み残したマティーニを一気飲みするセリーナ。ゴシップガールは「B(ブレア)に勝ったのに、何か隠しごとがありそうね」とつぶやく。

 一人、パレスのバーでマティーニを飲むセリーナに「うちのホテルは未成年に酒を出すのか」と声をかけてくるチャック。「相変わらずね」とかわすセリーナ。メニューにないチーズサンドのトリュフ掛けを作らせるから食うかと問うチャックに「食事だけよ」とことわりを入れて付いて行くセリーナ

 親は留守だとネイトを呼び出し、セクシーな下着姿で出迎えるブレア。「特別な夜にしたい」と迫ってくるブレアを避け「話がある」と切りだすネイト

 パレスのバーの調理場で、チャックが従業員に作らせたチーズサンドを食べ「美味しい、最高」と言うセリーナチャックは「礼なら、いろいろな仕方がある」と言ってセリーナにキスをせまってくるが「ありえない」と笑って拒絶するセリーナ。その態度に「ネイトの手前か?」と言うチャック。「去年。シェパードの結婚式の日・・・・」とチャックが言い出すと、顔色を変えるセリーナ。「街を出た理由だろ」と言うチャックに呆然となるセリーナ

 回想シーン。

 シャンパンの栓を開けなら、酔った勢いで抱き合うセリーナネイトの姿・・・・。

 現在のブレアの部屋。
 ネイトの話を聞き終え「それだけでしょ。キスだけ?」と問うブレアに、うなだれるネイト。泣き顔になるブレア

 再び回想シーン。
 キスをしながら、激しくお互いの服を脱がせあう「シェパードの結婚式の日」のセリーナネイト。その様子を高いところから黙って見ているチャックの姿。

 「親友の彼氏か、やるな。君は俺と同類なんだよ」と現在のパレスのバーの調理場でセリーナに語りかけるチャック。「昔のことよ。私は変わるの」と言うセリーナだが、チャックは無理やりキスをせまってくる。
 その頃、ブレアは激怒してネイトに「あやしいと思ってた。出てって」と告げていた。
 チャックの股間を蹴って、調理場を飛び出して来たセリーナは、セリーナがいるのではないかとバーにやってきたダンとぶつかって荷物を落とす。しかし、謝るダンに見向きもせず、荷物を拾って立ち去るセリーナダンは、セリーナが拾い忘れた携帯電話を見つける。

 ネイトブレアとの昨夜デートの様子をたずねてくる父に「別れた」と告げる。「彼女はいい子だ。二人は幼稚園からの仲だ」と畳み掛けてくる父。「今は距離を置きたい」という息子に「今はダメだ。ブレアの母親が株式を公開する手続きを請け負いたい」と言い「家族の期待を裏切るな」と釘を刺す父。

 ダンはパレスのフロントにセリーナの携帯電話を届ける。そこへ偶然セリーナ本人が通りかかり、携帯電話を届けてくれた礼を言う。さらに、セリーナの母が現れ「キス・パーティ用のドレスよ」と言うが、セリーナは先約があったので、パーティには行かないと嘘をつく。ブレアの会なのに行かないのかと言う母。とっさに隣にいるダンを指さし、彼との約束があるとデタラメを言うセリーナダンセリーナの話に合わせて、たまたま手にしていた自分の父親のライブのチラシを見せ、今夜二人でライブに行く約束があると言う。母親が立ち去った後、ダンに再度礼を言うセリーナ。そのまま立ち去ろうとするダンに、本当にライブに行くと声をかけるセリーナ

 父から忠告を受けたネイトは、ブレアを食事に呼び出し「やり直したい。セリーナとは二度と話さない。距離を置く」と謝る。あっさり笑顔になり「過去のことなんでしょ?だったらいい」と態度を豹変させるブレアの様子に、呆然となるネイト

 ダンの父ルーファスが経営する画廊に、セリーナの母リリーがやって来る。二人は古い知り合いだった。「娘があなたの息子に誘われ、あなたのライブに」と言うリリー。自分に近づく口実に、息子を使うのかと言うリリーに「ロックスターを次々乗り換えて、億万長者か。たび重なる離婚の示談金で潤う君」とリリーを茶化すルーファス。「私に近づかないで」と忠告してリリーは去っていく。

 キス・パーティの会場、チャックは「新入生」と聞いてジェニーに興味を示す。ジェニーに近づき、自己紹介をするチャック

 ダンは待ち合わせ場所に本当に立っているセリーナの姿に魅了される。ライブ会場の裏口で、機材を搬入する父ルーファスを見つけセリーナを紹介するダン。何故か名乗る前から、自分のフルネームを知っているルーファスを不思議な目で見るセリーナ。「初デートで親に紹介?」と笑うセリーナに「これってデートなの」と返すダン

 ジェニーをパーティ会場の外に連れ出し、しつこくキスしようとするチャック。兄のダンに「緊急事態。チャックを知ってる?」とメールを送るジェニーダンはメールを見て、セリーナに「妹だ。チャックと何かあったらし」と言う。「悪けど、行かないと」というダン。「チャックは危ない男よ」と言って、セリーナも一緒に行くと言う。

 キス・パーティの会場に現れたダンセリーナセリーナの姿を見て「招待されてないだろう」「来るなんて度胸ある」と囁く人々。ブレアに「彼女と話さないで」と言われて会場を出て行くネイト
 屋上でチャックに強引にキスされているジェニーを見つけたダンは、「誰だ」と言うチャックに「何度言えばわかる。同じクラスにいるダン・ハンフリーだ。あいつは俺の妹だ!」と言って殴りかかる。殴られて鼻血を出すチャック。「彼女に二度と手を出さないで」と言い残して立ち去るセリーナに、「後悔するぞ、俺は全部知ってるんだ」と大声で言うチャック

 「家に帰りたい」と言うジェニーに寄り添って、パーティ会場を出て行くダンに、セリーナが近づき手を握る。手をつなぐ二人の姿を目撃して唖然となるブレア。会場を出てタクシーに乗り込むセリーナダンジェニーを遠巻きに見ながら「彼女、消えて欲しい」とつぶやくブレア。「それは困る」とその後ろでつぶやくチャック。タクシーの中で見つめ合うセリーナダン



 はああ、毎回のことながら、シリーズの第1話はどうしてもあらすじが長くなりますね。
 簡単にまとめると、セリーナをめぐる三角にも四角にもなっている恋愛群像劇ですね。

 どうやら1年前まではイケイケ(死語?)だったセリーナだけど、さすがに幼稚園からの親友の彼氏を寝取った事で反省し、コネティカットに自ら逃げ出したみたい。

 本人も周りも「変わった」と言っているけど、本当に寄宿学校生活でセリーナが変われたのか。そして、どう見ても壊れた女同士の友情は復活するのか、そしてそれぞれの恋のゆくへは・・・・というあたりが見どころでしょうか。

 それにしても、欧米人は大人っぽいというけど、皆とても高校生には見えませんね。
 セリーナ役のブレイク・ライブリーは1987年生まれだから、ドラマ開始当時の2007年は19~20歳だったようですが、その年齢にもとても見えない。時々30歳位に見えます。
 ブレア役のレイトン・ミースターの方が、実年齢では1歳年上らしいけど、セリーナより若く見える。まだブレアの方は高校生っぽい。

 まあそのへんは目をつぶるとしても、お酒や喫煙(大麻)のシーンなんて、ドラマとはいえあんなにバンバン流していいものなのか?日本なら大問題になりそう。
 アメリカの実社会では、未成年の飲酒は厳しく対処されていると聞くけど、ドラマでバンバン流すのはいいのね・・・。
 ビールやワインならともなく、パレスのバーでマティーニごくごくとか、いくらセレブな高校生でも、あり得ない気がするけど。

 女好きのチャックは、パレスホテルも「うちのホテル」とか言って、本当のセレブみたいだけど、離婚の示談金で億万長者になったと言われていたセリーナのママや、売れないロックスターのダンのパパなどは、本物のセレブとは言いがたい存在みたい。

 あと、全然解説がなかったけど、ブレアの側近というか、助さん格さんみたいな存在だった黒人とアジア系の子も、いかにも「各人種、そろえました」の要因みたいで、なんだかちょっと滑稽だけど・・・。
 この手のドラマはSATCやデス妻同様、まわりには有色人種も配置するけど、結局ストーリーの中心は白人至上主義みたいな・・・・。そこもちょっと違和感を覚えるけど、まあ、それでも今後1000%自分の人生には起こりえない「ニューヨーク、アッパーイーストでの高校生活」を疑似体験できるという意味で、もう少し見続けようかな。

 まあ、こちとら年齢的には完全に、リリーやルーファス(←けっこうタイプ)といった、親の世代なんだけどね(苦笑)。

 気になった方、視聴はぜひhulu(フールー)でね♪

 >>>続き ゴシップガール シーズン1 第2話

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