2014/04/17

人間の成分 「ブレイキング・バッド」シーズン1第3話

 動画配信サイトhulu(フールー)で「ブレイキング・バッド」を観ています。



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【登場人物】
 ウォルター・ホワイト
  高校教師。妊娠中の妻と、脳性麻痺の長男がいる。
 スカイラー
  ウォルターの妻
 ウォルターJr
  ウォルターの息子。脳性麻痺で体は不自由だが、それ以外は普通の高校生
 ジェシー・ピンクマン
  ウォルターの元教え子で、ドラッグのディーラー。
 ハンク・シュレイダー
  ウォルターの妻の妹の夫。麻薬取締局(通称DEA)の敏腕捜査官

 ■シーズン1第3回 ざっくり言うと・・・

 ウォルターの妻スカイラーは、夫の行動が怪しいことに気がつく。一方で、ウォルターの息子ウォルターJrにドラッグ使用疑惑が持ち上がる。葛藤の末、監禁していたギャングの命をウォルターが奪う。それを後ほど知ったジェシーは、ますます後には退けない状況に立たされていることを確信する。不信な行動に言い逃れできなくなったウォルターは、遂にスカイラーに自分の病気を打ち明け…。 (詳細は下記へ↓



ブレイキング・バッド(Breaking Bad))
シーズン1 第3話「人間の成分」 ストーリー


 廊下に散乱した、溶け残ったエミリオの遺体の後始末をしながら、ウォルターは若いころを思い出していた。人間の成分に関して、女性と分析した学生時代の思い出だった。

 スカイラーは妹のマリーを呼び出し、マリファナのことについて質問する。「今執筆している小説のキャラクターに麻薬常習者がいるの」と偽って、マリファナを吸ったらどうなるのか、経験のあるマリーに尋ねようとする。マリーは深読みして、もしかしてウォルターJrがマリファナに手を出して悩んでいるのかと勘ぐる。

 後始末が終わり、ぐったりしたジェシーは、隠しておいたメス(メタンフェタミン)を取り出して吸引する。
 ウォルターは地下室のエイトの世話をしに行き、ジェシーウォルターの名前や職業、息子が障害者であることまで何もかも、麻薬を売りに行った時点ですべてエイトに話していた事を知る。「あんたの相棒はおしゃべりだ」とウォルターに忠告するエイト。さらに「あんたは俺を殺せない」と言うエイト。

 ウォルターは個人情報をしゃべっていたジェシーに怒りをぶつけ、メスの入った袋を取り上げトイレに流そうとする。奪い返したジェシーは「何様のつもりだよ」と逆ギレし、エイトをさっさと始末しろと言い残して、車で何処かへ行ってしまう。

 マリーは夫で麻薬捜査官のハンクに電話して、ウォルターJrがマリファナを吸っているようで、スカイラーが心配していると話し、怖い話を聞かせたり、死体を見せたりして恐怖を叩き込んでほしいと言う。了解して「あとで悪の巣窟に連れて行く」と言うハンク

 ハンクウォルターJrを車の助手席に乗せて、「クリスタル・パレス」と呼ばれる「麻薬ジャンキーたちの巣窟」に連れくる。マリーの話を鵜呑みにしたまま、ウォルターJrに「メスはドラッグ界の最終学歴みたいなもの。マリファナは入学式だ」とマリファナの恐ろしさを教え込もうするハンク。さらにハンクは通りすがりの女に声を掛け、女の黄ばんだ歯を見せるように言ったりしてウォルターJrを脅す。しかし最後に感想を聞かれたウォルターJrは「クール」と答える。

 ハンクが声をかけた女の部屋には、ジェシーが隠れていた。「俺を探しに来た奴らか?」と言うジェシーに「目当てはハッパよ」と答える女。

 ジェシーの家で、エイトを生かすか殺すかで悩むウォルター。妻には「洗車場で残業と言われ、帰宅が遅くなる」と電話するが、「遅いから店に電話したら、辞めたと言われた」と答えるスカイラー。しどろもどろになるウォルタースカイラーは「そこがどこであれ、今夜は泊まれば?」と冷たく言い放つ。

 妻との電話を切って、呆然とするウォルターに「なんか食わせろ」と聞こえてくるエイトの叫び声。ウォルターはサンドイッチを作ってやるが、前にサンドイッチを与えた時、食パンの耳を捨てていたエイトのことを思い出して、あらかじめナイフでパンの耳を切ってやるウォルター。しかし、サンドイッチを皿に載せたまま、エイトの目の前で激しく咳き込み、気を失って倒れてしまう。
 意識を取り戻すウォルター。咳き込む理由を尋ねるエイトに「肺ガンなんだ」と言うウォルター。割れた皿と汚れたサンドイッチを拾い集め、「作りなおしてくる」と地下室を出て行くウォルター

 ウォルターはサンドイッチを作り直し、目に入った缶ビールと一緒に地下室へ持っていく。
 缶ビールを飲みなら、エイトと会話するウォルター。エイトの本名がドミンゴであることや、「ここで起きたことは全て忘れる」と言うエイトの言葉、この街で生まれ、父はタンピコ家具店のオーナーだという話などを聞いているうちに、エイトに同情的になっていくウォルター。タンピコ家具店では、息子が生まれた時ベビーベッドを買ったと思い出したウォルターに、「そこで会ってたかもな」と言うエイト。「不思議な縁だ」と言って、ウォルターは缶ビールをもう1本エイトに差し出す。
 ウォルターがガンのためメスを作って家族に金を残そうとしている事情を知ったエイトは「俺が小切手を切ってやる」と優しく言う。「あんたは悪事に向いてない。今なら引き返せる」と言うエイト。悩んだ末、エイトの首を柱に固定しているUロックの鍵を取りに行くウォルター

 1階で鍵を手にして、飲み干した缶ビールをゴミ箱に放り込み、地下室に戻ろうとしたウォルターだが、ゴミ箱の中のさっき捨てた「割れた皿の破片」にふとあることを思う。
 引き返して、ゴミ箱から皿の破片を取り出し、パズルのように並べると、大きめの破片がひとつ無いことに気づくウォルター。「まさか、そんな・・・・なぜこんなことを」と嘆くウォルター

 地下室のエイトの元へ戻って来たウォルターが、手に鍵を持っているのを見て「それでいい」と笑うエイト。「後ろを向いて」と静かに言うウォルター。「早く外してくれ」というエイトに「外した途端、皿の破片で刺す気だろ・・・・」と言ったウォルターは、突然荒々しくUロックを引き、柱とUロックとで挟んでエイトの首を絞め始める。皿の破片を取り出し、振り回すエイト。クビを絞め上げるため、柱に片足を掛けるウォルターのその足に、皿の破片が刺さる。それでもクビを絞め続けるウォルター。ついに、絶命して崩れ落ちるエイト。「すまない、本当に・・・・」と泣き崩れるウォルター

 翌朝、自宅に戻ってきたジェシーはRV車の中にも、地下室にも、エイトの姿がないことを確認する。外されたUロックだけが、地下室に残されていた。

 ウォルターが担当する高校のクラスでは「ホワイト先生は体調が悪くてお休みです」と案内がある。

 ウォルターがRV車でメスを製造していた荒野では、ハンク達麻薬捜査局が現場検証をしていた。「キャンピングカーでヤクを作り、火事で慌ててずらかったらしい」とゴメス捜査官が分析し、残されたエイトの車をハンクが「問題はなぜ、この車を残したかだ」と調べ、車内に隠してあった小袋入りのメスを見つけ出す。「メスのようだが、白すぎる」と言うハンク。その時別の捜査官が、荒野に落ちているガスマスクを見つける。

 自宅に戻ったウォルターは、落ち込んでいる様子のスカイラーに「大事な話がある」と切り出す。




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 スカイラーはとにかく「真面目な人」なんですね。
 前回のジェシーの自宅まで忠告に行ったところといい、マリファナのことを詳しく知ろうとするところといい、まじめで素直な高校教師の妻であると・・・。

 ウォルターももちろん、根は真面目な人だったんだろうけど、この手の真面目な人ほど、一度道を外れたら悪へとまっしぐらになってしまうように、意外とスカイラーもひとたび豹変したら、極悪になりそう。

 エイトの遺体はどうしたんでしょうか。
 まさかもう溶かして、トイレに流した?それともウォルターが車のトランクに積んで、自宅に持ち帰ったんでしょうか?

 回想シーンで出てくる過去の「人間の成分」の話は、結局どうしても足りない数%の正体が「魂(ソウル)じゃないのか?」というオチでした。
 死んだら人間、数グラム軽くなるという話もありますね。もちろん軽くなったその分は「魂が抜けたから」という解釈。都市伝説のレベルの話ですけど。

 ガスマスクはやっぱり伏線だったのね。
 普通に考えれば、購買履歴から足が付きますよね。店の防犯カメラにガスマスク買う姿とか映ってたら、もうアウトだと思いますが・・・。

 気になった方はhulu(フールー)で!

 ★続きはこちら ブレイキング・バッド1-4
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